大和製砥所

ワークに対して難しい選定をする必要がなくバリ取り、面取り、刃物研ぎなどの手作業で行う多種多様な研磨ができる事。

作業内容に合わせて使い分けます。木工などでは極荒・荒目で面加工を行ったり、鉄工では中目 ・細目、機械のベッド研磨は極細が使われています。 これらは参考例で、油砥石の粒度は、作業者が使いやすい粒度を選んでいるのが現状です。 極細より細かい#2000までのA砥粒、Aスチック砥石は、金型の研磨や刃物の仕上げ研磨用として使用されています。

油砥石の欠点は砥石が硬いため、材質や用途の範囲に限界があり、軽作業に限られます。 作業性をよくする為に、軟口を選定する事で研削力をあげる事ができます。逆に形崩れが起きてはいけない場合は硬口を選定します。 研削力は落ちますが、形崩れが起きにくくなります。

溝の底面研磨は四角スチック砥石、鋭角の隅研磨・溝入口の面取り研磨は三角スチック砥石、穴径の内面やカドの面取りは丸スチック砥石などワーク形状になじみの良い砥石形状を選定します。